天然のサナトリウム軽井沢とジョンレノンと私
軽井沢を避暑地として見出した宣教師アレキサンダー・ショーは、軽井沢のもつ気候風土を“hospital without roof”(屋根のない病院)と呼び、
天然のサナトリウムだといって軽井沢の風土を賞讃していたと言います。
今では、私はこの言葉をよく理解できます。
私は東京とその近郊のわりと都会育ちなのですが、そんな都会の生活で少し心が弱っていた時期がありました。
ちょうどそのころ軽井沢にしばらく住むようになったんです。
軽井沢の自然は、そんな私を静かに受け入れてくれました。
気候がとても良いせいでしょうか。なぜなのかわかりませんが、
軽井沢で生活して、その自然の中にいるともやもやした頭の中がすべて一旦リセットされたように感じて、
本当に心が安らぎました。
そしてそのうちに心も癒され新しい考えや価値観が生まれたんです。
今の私があるのは軽井沢の自然のおかげです。
そして私が、自然に興味を持ち出したのはその頃からでした。
その後何年もたってから、偶然こちらの本を見つけて、気になって読んでみました。
ジョンレノンが愛した森、夏目漱石が癒された森
http://www.ringyou.or.jp/publish/detail_894.html
この本は、自然の中での治療、森林保養をした著名人と自然の豊かなアイルランドや、軽井沢について書かれています。
ジョンレノンも、軽井沢の自然によって心が癒されたみたいです。
きっと軽井沢の自然の中で、私と同じようなことを感じたのかもしれません。
自然には人を癒す力がありますよね。
フィトンチッドという物質が植物から出ているようです。
植物か傷ついたりするとそれを治そうとして出す物質のようで、
これによって私たちも癒されるのかもしれません。
自然の力は、まだ解明されていない部分がたくさんあるようです。